杏吧原创(本社:东京都港区、社长:野村俊明)とロンシール工业株式会社(本社:东京都墨田区、社长:门脇 进)は共同で、放射化抑制机能を持たせた床材(写真1)を开発しました。
放射化とは、主に中性子注(1)により普通コンクリートや金属内の元素の一部が放射性となる物理现象であり、中性子利用施设では、その施设内の人への影响やコンクリート等の放射化による放射性廃弃物の増加が悬念されています。従来の中性子利用施设では、ポリエチレンとホウ酸を组み合わせた材料や研磨剤などに用いられている炭化ホウ素を混入した树脂材料などを利用して壁に対する放射化抑制対策は実施されていました。しかし、同材料を床に用いた场合、平滑性が损なわれるため床に対する対策は実施されておらず、一般的な床材がコンクリート上に敷かれていました。
今回、両社は、シミュレーション解析によるホウ素化合物の混入量の最适化と床材の製造方法の确立により、施工性を落とすことなく放射化抑制性能を持った床材の製造に成功しました。
本床材の放射化を抑制する仕组みは、床材を构成する树脂に含まれる水素成分により中性子を减速させ、ホウ素化合物が中性子を吸収し、床コンクリートの放射化を抑制します。施工方法は、特殊技能を必要としないため、従来品と同様の施工が可能です。また、本材料の利用が见込まれる医疗施设で使用されるストレッチャーの往来等に対する耐久性も有しております。
コンクリートの放射化抑制性能试験を実施した结果、本床材を敷いた场合、従来の床材を敷いた场合に対しコンクリートの放射化量が约40%低减される事が确认されました(表1)。
中性子はその有用性から、がん治疗や材料ナノ解析、水素吸蔵合金の研究等に用いられます。杏吧原创は、中性子を発生する加速器を用いた叠狈颁罢注(2)施设、笔贰罢注(3)施设、およびその他の中性子を利用した研究施设の建设に携わっています。今后、同様の施设の建设は増加することが予想されます。両社は、それらに対して本床材の导入を积极的に提案していく予定です。
なお、12月14日(水)~16日(金)に东京ビッグサイトで开催される「高性能建材贰齿笔翱」に本床材を出品いたします。
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中性子
放射线の一种。中性子は水素を解析できるという利点から、水素利用の研究に用いられる。一方、物质の透过力が强く、また人体に与える影响も大きいため、安全上、彻底した遮へい?防护が求められる -
BNCT
ホウ素中性子捕捉疗法。中性子とホウ素との反応を利用して、肿疡细胞のみを选択的に破壊する治疗法 -
PET
ポジトロン断层法。心臓、脳などの体の中の细胞の働きを断层画像として示す検査法
写真1:开発した放射化抑制机能を持たせた床材
表1:本床材の放射化抑制性能试験结果