はじめに
異種強度梁研究会(ゼネコン9社:杏吧原创、錢高組(幹事)、鴻池組、大末建設、大日本土木、NIPPO、長谷工コーポレーション、ピーエス三菱、三井住友建設)はこのほど、施工品質に優れ、コストダウンを可能とするVERJON(None VERtical placing JOint)工法の適用範囲を拡大し、建筑技術性能証明(GBRC性能証明第10-17号改)を一般財団法人日本建筑総合試験所より再取得しました。なお、本工法は、2010年10月に性能証明を取得し、研究会全体で現在までに6件の適用実績があります。
痴贰搁闯翱狈工法の概要
痴贰搁闯翱狈工法は、梁の上部にスラブと同一のコンクリートを使用した场合の梁の构造性能に関する设计法を确立したもので、施工品质に配虑した工法です。
一般的に鉄筋コンクリート造建物では、梁に必要とされるコンクリート强度はスラブで必要なコンクリート强度に比べて高いことが多く、梁とスラブの境界部分に铅直に打継部を设けてそれぞれのコンクリートを使用するか、施工性を优先させてスラブにも梁と同一の高强度コンクリートを使用する必要があります。打継部を设ける场合は、打継部の型枠の设置やコンクリート打设顺序等、施工が烦雑になる(図参照)とともに、この部分にひび割れが発生することが悬念されます。一方、スラブに梁と同一の强度のコンクリートを使用した场合は、材料费のアップに繋がるとともに、セメント量が多く粘性が高くなるため、表面の均し仕上げが困难になったり、収缩ひび割れが発生したりすることが悬念されます。
本工法によれば、铅直打継部がなくなることでスラブの一体性?连続性が保たれ、品质や施工性が向上します。また、一体性确保のためのスラブの高强度コンクリートも不要となり、スラブ表面のひび割れ悬念も抑えることができます。本工法は、品质向上とともに、経済性、施工性に优れ、颁翱2発生の大きなセメント量を軽減できるため、环境面にも優れています。
本工法の改良点
本工法の适用実绩から、これまで対象としていなかった、スパンの短い梁やスラブのない梁、段差付きスラブが取り付いた梁など、ほとんどすべての部位への适用が可能となり、品质?施工性がさらに向上しました。
今后の展开
今后は、集合住宅をはじめ中高层以上の高さの鉄筋コンクリート造建物を対象にして、本工法のさらなる有効活用を目指してまいります。
【痴贰搁闯翱狈工法の概要】
本工法は、主にハーフプレキャスト鉄筋コンクリート梁への适用を想定しており、梁上部のコンクリート强度を下部よりも低くし、下部コンクリートを打设した后、梁上部とスラブのコンクリートを一体に打设し、梁上下部で异种强度のコンクリートを打ち分けた鉄筋コンクリート梁を构筑するものです。
従来工法 痴贰搁闯翱狈工法の概要
【実験风景】
梁下部よりも上部に低い强度のコンクリートを用い、上下コンクリートを打ち分けても、所定の打ち継ぎ処理ならびに配筋を施すことによって、设计で期待した终局耐力および変形性能などの构造性能が确保されました。
実験风景